横巻き: ミツバ

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種まき

植え付け

種イモの植え付け

収穫

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ミツバ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツバは水耕栽培により60日サイクルで栽培します。

種類により異なりますので下記内容をご参照ください。

 

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1.ミツバってどんな野菜??

2.品種の選び方

3.準備

4.お世話の仕方

5.いよいよ収穫

6.調理方法などetc・・・

 

1. ミツバってどんな野菜??

 

ミツバはセリ科ミツバ属の多年草で独特のさわやかな香りが特徴です。

生育旺盛で初心者でも手軽に育てられる香味野菜です

冷涼な気候と湿り気のある場所を好み、夏の暑さや乾燥には弱いです。

発芽適温は1520℃で、30℃以上や8℃以下ではほとんど発芽しません。

三つ葉の原産地は日本や中国などで、野生種は古くから食用されていたともいわれます。

しかし日本での栽培の記録は江戸時代になってからです。

「農業全書(1697年)」では栽培法や簡単な食べ方が記され、「大和本草(1709年)」ではイラストが描かれています。

高さは40cmほどで6月〜8月に5枚の花弁からなる白い小さな花を咲かせます。

葉の形状は卵型で先が細くなり尖っています。

互生し、3枚からなる複葉で縁にはギザギザとした重鋸歯(じゅうきょし)があります。

 

         参考:農林水産省統計(平成23年産)

 

2. 品種の選び方

 

ミツバは古くから山菜として自生していたものを取ってきて利用されてきました。

栽培されるようになってからの歴史が短いため、品種はほとんど分化していません。

 

糸ミツバ…ハウスで水耕栽培されているもので、 スポンジ状の床ごと根付きで出荷されています。

46月か910に種をまき、60日前後で収穫します。西日本で栽培され、茎まで太陽に当てて栽培します。
最も栄養価が高く、カロチンやビタミンC、ミネラルも摂取できます。

 

根ミツバ…文字通り根ように細く、ひもの先のような根が付いている品種です。春から夏にかけて天然物も出回ります。

5月中旬頃に種まきをし、地上部が枯れるまで十分に根株を養成します。翌春の新芽を収穫します。
東日本でよく栽培され、早春に出回ります。成分として鉄分を多く含みます。

 

切りミツバ…茎がやや太く、「葉セロリ」に似ています。根元で切られ、茎から上の部分を束ねて出荷されます。
4ヶ月以上生育させた株を初秋に軟白栽培(冬に軽く土寄せをし、新芽が出る前の3月上旬にさらに
15
20cmの土寄せをして茎を白くすること)します。新芽が出て1ヶ月くらいで収穫します。
東日本で栽培されています。

 

3. 準備

 

畑栽培

l  種。

l  苦土石灰:1uあたり50100g

            

l  黒土(赤土でもOK):1uあたり510Lくらい。

l  腐葉土:1uあたり510Lくらい。

l  有機配合肥料(野菜専用の肥料でOK)。

 

プランター栽培

l  種。

l  鉢:深さ15cm以上のもの。

l  鉢底ネット。

l  底石。

l  野菜専用の培養土。

l  有機配合肥料(野菜専用の肥料でOK)。

 

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4. お世話の仕方

 

■土づくり

畑栽培

23週間前に石は取り除き、苦土石灰1u当たり50100gを入れ土壌を中和させます。

種をまく1週間〜10日前に腐葉土510L、黒土(赤土)510L、有機配合肥料を投入します。

スコップやクワで深さ15cmくらいまで全体に混ぜ込むようよく耕します。

4050cm、高さ1015cmの畝を立てます。

 

プランター栽培

プランターに鉢底ネットを敷きます。

底石を23cmくらい敷き詰めます。

培養土をプランターに入れます。

 

■種まき・植え付け

種は一晩水に漬け、生乾きにしてからまきます。

筋まきか、ばらまきにします。

筋まきの場合は、深さ5mmの筋をつけて1センチ間隔で種をまきます。

ばらまきの場合は、種をまく場所にばらまきにします。

好光性のため覆土はごく薄く、種がかくれる程度にします。

ふるいを使って土を薄っすらと被せ、土を手で軽く押さえます。

 

種まき後

発芽後は土の表面が乾いたら水やりをします。

水やりは午前中の涼しい時間帯に行うようにします。

土の保湿を高めるためマルチングも効果的です。

 

■水やり

種まき後、種が流れないように丁寧にたっぷりと水を与えます。

種まき時期により発芽まで二週間前後かかるため、それまでは土を乾燥させないよう水やりをします。

 

■追肥・土寄せ

草丈が10cmくらいになったら、株元から少し離れた所に肥料を施します。

収穫するたびに追肥します。腐葉土やわらを土の上に敷くと良いです。

根ミツバは霜がおりて地上部が枯れたら軽く土寄せをします。

 

畑栽培

固形肥料は 一ヶ月に一回 追肥します。

 

プランター栽培

液体肥料は 一週間に一回 追肥します。

 

■間引き(芽かき・摘芯)

発芽後、双葉が出たら間引き始め 本葉23枚で1箇所1本になる様 に間引きします。

追肥は半場23枚の頃に行ないます。

 

■病害虫

アブラムシ類

【症状】体長24ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。

【対策】パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。

 

キアゲハ

【症状】春と秋に幼虫が葉を食害します。

【対策】見つけたら小さい内に駆除します。

 

さび病

【症状】葉に小さな褐色のいぼ状のものができ、やがて膜が破れて胞子が飛び散ります。

【対策】発生した部位を取り除き、サブロール乳剤やビスダイセン水和剤などの殺菌剤を散布します。

 

べと病

【症状】温度が高い時期に、葉の表面に、汚れたような不規則な斑紋が発生します。

【対策】発生した部位を取り除き、ダニコール1000やサンボルドーなどの殺菌剤を散布します。

あまり密植しないで、風通しをよくすることが予防になります。

 

■栽培法

水耕栽培

食材として売られている根つきのミツバを 再生 させます。

ミツバは茎の途中でカットします。

容器に液体肥料と水を入れ、根がひたひたになる程度の高さにすえて窓辺に置きます。

水が減ったら足すだけなので、簡単に栽培できます。

3週間に一度は液体肥料ごと水を交換します。

 

5. いよいよ収穫

 

丈が1520cmになったら根元23cm残して収穫します。

収穫後は、そこからまた新葉が出てきます。

長い間収穫が楽しめます。

根ミツバは春に芽が出たら、根ごと掘り起こします。

鮮度が落ちると香りも落ちますが、保存したいときはぬれ新聞紙にくるみ冷蔵庫に入れます。

 

6. 調理方法などetc・・・

 

かき玉汁…卵を溶いたスープにミツバを飾ります。

しめじとミツバの辛子醤油あえ…しめじとミツバを辛子醤油であえます。

 

 

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